スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

GATSをとめよう!【プロジェクト会議資料】 

stopgats.jpg■すすむGATS交渉

2月28日から、各国政府は、自由化開放要求を提出しています。たとえば日本政府は中国政府に対して、建設に関する国境を越えた取引についての自由化を要求しています(下記、時事通信記事参照)。もちろんこれ以外に日本政府は15分野にわたって自由化要求を各国政府に提出しています。

 2月28日~ GATS開放リクエスト提出
 3月27日~4月7日 GATS交渉
 7月31日 GATS第二次改定オファーを提出
 10月31日 サービス貿易の最終約束表案を提出
この間に「サービス・ウィーク」がジェノバで数回開かれるようです。これはサービス交渉の強化週間ということになっており、2月、3月(または4月)、6月、10月に計画されています。

■一層の圧力を強いるGATS交渉

GATSプロジェクト会議では、[attac:2467] で秋本さんから流された情報にあった、サービス貿易交渉に関する情報に関する英文資料を翻訳たものを参加者で検討します。「超緊急!!!! GATSはあらゆるサービスに脅威をもたらす」と題されたこの文書ではGATS交渉が香港会議の宣言によって一層進められるようになった、と危惧しています。(翻訳協力者のみなさんありがとう!)

「香港会議の最終宣言は、プロセスを早める一つの方法として、「複数国間」アプローチを支持した。ある特定の部門に関心を持つWTO加盟国の集団は、他の加盟国に向けてその部門のリクエストを集団で行うことができる。リクエストを受けた政府はすべて、この部門について考慮しなくてはならない。理論的にはその政府は熟慮した結果、拒絶することができる。しかしターゲットにされた政府が要求してきた集団との直接の議論を避けるのは難しいであろう。約束を取り付けたい複数の政府の圧力は、以前よりもかなり大きいからである。」

■民営化、規制緩和、外国人の権利無視のGATS交渉はNO!

このGATS交渉によって、民営化や規制緩和が世界的に推進されることにもなり、また移住労働者の諸権利がないがしろにされたまま雇用する側の論理(低賃金、無権利など)だけで、移住労働者の日本への受け入れが進められる危険性があります。日本の多国籍企業は世界の市場拡大のために、なんとしてもGATS交渉を先進国に有利なように進めたいと思っています。多国籍企業の論理だけが優先されるGATS交渉に、日本からもNO!の声をあげなければならないと思います。

■GATS:民主主義の『トロイの木馬』

スーザンジョージさんは、『WTO徹底批判』(杉村昌昭 訳、作品社)のなかで、「市民運動がこの協定を根底から変化させるか、完全に破棄しないかぎり、現存の社会的既得権は宙吊り状態におかれつづけるだろう。また本当の公共サービス、社会的保護システム、普遍的な教育や保険のシステムといったものが存在しない場所においては、GATSはそれらを永久に不可能なものにしてしまうだろう。巨大な市場が横顔を現しはじめている。世界的な規模における『教育市場』は2兆ドル、『保健市場』は3兆5000億ドルと見積もられている。市民運動のかける圧力はまずGATSに優先的に向かわねばならないだろう。なぜならこの協定にふくまれる分野の数や多様性、国家の制御力を消滅させるための多様な手段、ひとたび譲歩したらほとんど不可逆になるという性質、こういったことがこの協定を民主主義の砦のなかのまぎれもない『トロイの木馬』となしているからである」と述べ、市民運動がGATS交渉に対する圧力をかけるよう訴えています。

■具体的な取り組みを作りだそう

明日のGATSプロジェクトでは、現在、attacが入手している資料を日本の運動の中で活用できるのか、しなければならないのかを検討したいとおもいます。市民運動、労働運動、政党、政府などに働きかけるためのさまざまな取り組みを検討したいと思います。参加はできなくても、翻訳や資料作成、その他さまざまな作業にご協力いただける方もご連絡ください。


また昨年12月に香港で開催されたattacセミナーでスーザンジョージさんは「皆さんに、いまヨーロッパで行われているひとつのキャンペーンを紹介したいと思います。」として、GATSフリーゾーンキャンペーン(GATSのない地区・ゾーンを作ろうというキャンペーン)を紹介しました。こういった抵抗運動のオルタナティブについても、このGATSプロジェクトで検討していきたいと思います。

2006年が勝負の年です。学習と宣伝を積み重ね、問題点を社会的に広め、市民運動や労働運動などとの協力をどれだけ拡大できるのか、今後の取り組みに問われるところです。

GATSをとめよう!
http://blog9.fc2.com/a/attackoto/file/gats.jpg
↑GATSキャンペーンのロゴマーク(案)なども検討します

======(以下、ニュース)=======

【中国は「建設」、ASEAN「金融」=WTOサービス交渉の重点分野-政府】
 世界貿易機関(WTO)新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)サービス分野の複数国間交渉で、政府は3日、中国に対して建設関連、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国には金融の開放を主なターゲットとする方針を明らかにした。今月下旬に始まる交渉に向けて日本は15分野の自由化要望書を提出済み。このうち建設に関しては議長も務める。複数国間交渉は自由化を求める国と求められる国がいずれも複数で、2国間交渉よりも自由化が進展すると期待されている。(時事通信) - 3月4日7時1分更新
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。